木田金次郎は生涯を北海道岩内で過ごし、岩内の自然風景を描き続けた画家として知られ、また、小説家・有島武郎と交流があり、「生れ出づる悩み」や、八木義徳の「漁夫画家」のモデル画家としても知られています。
制作当初は家業である漁師として働きながら絵を描いており、小説家・有島武郎と知り合うと親交を深めていき、東京で絵の勉強がしたかった木田金次郎は有島武郎に東京での仕事を紹介してもらおうと考えました。
しかし、有島武郎の答えは「その地に居られて、その地の自然と人とを忠実に熱心にお眺めなさる方がいい」とアドバイスを受け、岩内に留まる事を決意しました。
その後、有島武郎が自らの命を絶ってこの世を去った事を知ると、画業一本に専念するようになり、精力的に多くの作品を描き続けました。
そんな木田金次郎の作品をお持ちではないですか?
自然と対等に向き合い、描き出された作品は荒々しいタッチながらも、常に違う姿を見せる自然そのものを見事に描き上げています。
この機会にぜひ、処分・整理をお考えの木田金次郎の作品がございましたら、お電話、メールにてご相談下さい。
木田金次郎の作品は木田金次郎美術館に多く収蔵されておりますが、中古市場で出回っている作品の数は少なく、肉筆の油彩画ともなれば高価買取が期待できます。
その理由の一つとしては、1954年の岩内大火によってこれまで手掛けた作品のほとんどが焼失してしまった事にあります。
特に木田金次郎は制作年を作品に記している事も多いため、お問合せの際は描かれている作品のモチーフや大きさに加え、サインや年号が入っていればしっかりとお伝え頂くと査定がスムーズに進みます。
また、いわの美術では木田金次郎の作品買取において出張買取・宅配買取で対応しており、これらにかかる費用をお客様に請求する事はございませんので、まずは一度、お電話、メールにてお問合せ下さい。