デパートや百貨店などの和食器コーナーで見かける事の多いたち吉の器は、長く使えて飽きのこない、料理が映えて四季を感じるデザインを心掛けて制作されており、日本各地の窯元と一緒に食卓を彩る器を提案し続けている事で知られています。
たち吉は江戸時代後期の宝暦2年に創業し、当時は「橘屋吉兵衛」という名称でスタートしました。
その後、明治27年に8代目当主・岡田徳之助が屋号を「たち吉」と改称し、太平洋戦争中は一時休業し、戦後間もなく再開しましたが、その4年後に隣家の火災によって店舗が焼失してしまいます。
店舗内の商品は焼け焦げ、かろうじて残ったものを「再起」という垂れ幕をかかげ、店の前で大安売りを行ったところ、高級なイメージがあったたち吉の器が身近なものに感じるようになり、多くの人々から支持され、わずか半年で店を再建する事ができました。
それからのたち吉の勢いは止まる事を知らず、それは平成に入っても変わりませんでした。
特に「贈り物にしたくなるような楽しい陳列」をコンセプトに違う種類の組み合わせで商品を展示するセット陳列を行い、器は同種類で揃えるという概念を覆した事は、大きな革命でもありました。
しかし、不祥事や中国などから安価な食器が大量に輸入されるようになると、たちまち売上が激減し、赤字が続き、現在は投資ファンドであるニューホライズンキャピタルが設立した同名の新会社に全事業を譲渡し運営されています。
長い歴史を持つたち吉の経営者は変わってしまいましたが、たち吉のコンセプトは変わらず、多くのファンを魅了し続けています。
そのため、中古市場でも取引が行われており、いわの美術でも買取る事のできるお品物です。
処分をお考えのたち吉の食器がございましたら、まずはいわの美術までお気軽にお問合せ下さい。
たち吉の食器は贈答品や結婚式の引き出物として頂く機会も多いかと思いますが、お品物によってはあまり高値にならない場合もございますが、使わずに仕舞ったままにしておくよりは、いわの美術に売却して、新しい器を購入する資金や趣味に充てる資金などにしてしまった方が賢い方法だと思います。
査定のポイントとしては器にシミ、汚れ、傷、ひび割れなどがないかどうかで、その他のプラスの評価としては外箱などの付属品の有無があります。
お問合せの際はたち吉のどのような器のご売却をお考えなのか色やデザイン、器の大きさなどをお伝え頂けると査定がスムーズに進みます。
また、メールやオンライン査定では画像を添付する事ができ、折り返しおおよその査定額をお伝えする形をとっています。
どのお問合せ方法でも手数料などは発生いたしませんので、お気軽にご相談下さい。