釘隠しとは格式ある和風住宅において、柱やつり束と長押(なげし)が交差する部分に打ちとめた大釘の頭を隠すための化粧金具の事で、別名「釘隠し金具」「釘覆い」とも言われています。
鎌倉時代以降に建築方法が変わり、柱に穴を開けて横材を貫通させる貫が使われるようになると釘隠しは装飾品として使われるようになっていき、装飾性が増しました。
釘隠しの最も古い形は菊座と座金からなる六葉形のもので、日本の有名な建築物では城郭などの大建築で見る事ができます。
変わったものでは東京都・日野宿本陣のコウモリやうさぎを模ったものなど、実に細部にまでこだわって作られており、目立つことのない小さな芸術作品と言っても過言ではないかと思います。
異例なのが鹿児島の仙巌園(せんがんえん)御殿の長押を飾る桜島大根の釘隠しは彩色が施されており、とっても目立つ釘隠しとして知られています。
こういった釘隠しはコレクションをしている方もいらっしゃるかと思いますが、由緒ある古い屋敷などにも使われている事も多く、解体する際、産業廃棄物として処理されてしまいます。
価値があるのにゴミとして処分されてしまうのは勿体ない事だと思いませんか?
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釘隠しには木・鉄・銅などを中心に陶器や七宝などの工芸品風のものが作られており、デザインにも文様・花・葉・果実・野菜・動物・昆虫・富士山など誰もが一目で見て分かる物が使われています。
釘隠しの買取では使われている素材はもちろん、そこにかけられた技術力やコンディションなどが査定のポイントとなっており、こちらのお写真のように1点でも評価できる釘隠しも存在します。
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