加藤雪窓(かとうせっそう)は橋本雅邦の門下生として橋本雅邦の画風によく似ていた事で知られています。
旧秋田藩士の家に生まれた加藤雪窓は幼くして父親を亡くしており、漢学に通じていた祖父に育てられていたため、書を大越関石、絵を小室秀俊に学んでおり、この頃から才能を開花させていきました。
廃藩後には祖父とともに秋田を離れ、諸国漫遊の旅に出た事で書や絵で旅銭を稼ぎ、約7年間の放浪生活が続き、落ち着いた先は山形県酒田でした。
この酒田では良き友たちに巡り会え、彼らの援助によって上京する事ができ、本格的に日本画を学ぶため、当時の日本画壇の重鎮であった橋本雅邦に師事しました。
幼い頃から培ってきた才能はたちまち日本画壇でも注目される存在となり、日本絵画協会第1回共進会に出品して以来、受賞した作品数は一等賞7回、二等賞1回、三等賞3回、銅賞1回と素晴らしい功績で、この他にも日本画会創立記念美術展覧会に出品した『釣艇夕照図』『擔薪読書図』は宮殿下と宮内省買上げとなるなど、その技量が認められ、名声も高まりました。
しかし、橋本雅邦がこの世を去ると、日本画壇から姿を消すような形で酒田へ戻り、猩紅熱によって47歳という若さでこの世を去るまで酒田の画家として活躍を見せ、時には昔のように旅をしたり、親しい友人たちと盛んに交流をしたりと悠々自適な日々を過ごしていたようです。
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加藤雪窓は日本画家ですので主に日本画の作品を残しています。
掛軸になっているものの方が買取額は高くなる傾向にありますが、旅をしていた画家という事もあり、色紙などに描かれた作品も存在します。
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特に加藤雪窓の作風は師である橋本雅邦に似ている部分もあり、もしかしたら橋本雅邦と言われている作品が加藤雪窓の作品である可能性もございますのでこの機会にぜひ、加藤雪窓の作品買取を日本全国で行っているいわの美術にお気軽にご相談下さい。