福岡県出身の木版画家・宮本秋風をご存知ですか?「あきかぜ」ではなく「しゅうふう」という風流な名前を持つこの版画家は、飯岡修に油彩画を学びましたが油彩画で表現できない木版画の独特の表現に魅せられ、シルクスクリーンやリトグラフといった版画の技法を経て、木版画家になった人物です。
木版画では表現する事が難しいと言われている「ぼかし」の表現を得意とする木版画家で、まるで日本画のような風合いを持った作品が特徴的です。
その表現方法をいかして、日本の風景を詩情的に表現しているため、人気が高く、日本国内のみならず、ボストン美術館、ロックフェラー記念美術館など海外の美術館にも作品が収蔵されています。
こちらのお写真を見てもなんだかほっとするような落ち着く作品ですよね。
ぼかしの表現を得意としているため、霧、朝もや、雨などの心情にうったえかけるような作品が多い宮本秋風の作品は、いわの美術が高価買取致します。
宮本秋風の作品は木版画ですので、同じ作品が複数存在します。
それでも版木の消耗もありますから、多くても200枚ほどが一般的です。
木版画も含めた版画作品は全部で何枚刷ったかという事が分かるエディションナンバーが記されている事が多く、作品の余白部分に作家のサインと一緒に記されています。
宮本秋風の場合、「宮本秋風」という落款も作品に記されていますので、比較的分かりやすいかと思います。
お問合せの際は、余白部分を見ていただき、エディションナンバーや作家名をお伝えいただけると査定がスムーズに進みます。
また、宮本秋風の木版画を含め、いわの美術では木版画の買取を強化しております。
畦地梅太郎、小野忠重、深見東州、斎藤清、棟方志功など、高価買取となる場合の多い作家ですので、ご自宅ある処分にお困りの木版画がございましたら、いわの美術までお電話、メールにてお問合せ下さい。