飯倉光男は独特の世界観を持つ油彩画作品で知られている日本の洋画家です。
スプレーで吹きかけたような特徴的なマチエールで、風景画や人物画を手掛けています。
東京美術学校で学んでいた飯倉光男ですが、途中で学校を辞めており、それからは日本画壇と距離を取りながら自らの思い描く作品を描き続け、独自の作風を築きあげました。
そのため、無所属で作家として活動しており、サロン・ドートンヌにも作品を発表しています。
サロン・ドートンヌは、フランスのサマリテーヌ百貨店をパトロンとした美術展覧会で、1903年にマティス、ルオー、ジュルダン、ヴィヤール、マルケ、ボナール、カモアン、フリエスらの参加によって設立されました。
飯倉光男はあまり、日本でも知られていない作家ですが、独特の作風は密かに人気を集めており、いわの美術では飯倉光男の作品であれば、日本全国を対象に買取を行っております。
飯倉光男の作品はかなり特徴的なので、図録やインターネットなどで調べるだけでも何となく判断つくかと思いますが、それでも判断がつかない場合は額装から作品を外し、キャンバスの裏を見て下さい。
飯倉光男の作品には作品のタイトルと作家自身の名前が記されており、特に風景画はどの場所を描いたものなのか地名や番地まで記してあります。
また、表面の作品の端には「み」という文字が書かれており、これは飯倉光男の「みつお」の頭文字でもあり、お写真のようにとても分かりやすいので、知識のない方でも判断する事ができると思います。
飯倉光男の作品だけに限った事ではありませんが、油彩画の買取では作品の状態が買取の大きなポイントとなっています。
油彩画に使われる油絵具はマチエールが厚くなればなるほど、乾燥などによりひび割れを起してしまう事がございます。
ひび割れなどの作品の傷は買取額の減額に繋がりますので、大切に扱う事が高価買取の期待が高まります。
また、共箱や栞といった付属品の有無も買取額に影響してくる場合もありますので、不要と思って処分せずに鑑定時に全て作品とご一緒にしておく事が買取額アップに繋がります。
いわの美術ではどのようなお品物でも無料で鑑定・査定を行っておりますので、飯倉光男の作品買取でご不明な点などがございましたら、お気軽にお電話、メールにてご相談下さい。