「備前焼中興の祖」と称され、現在でも高い評価に揺らぎのない金重陶陽。
いわの美術では、備前焼の陶工として初めて人間国宝の認定を受けた金重陶陽の作品買取を強化しております。
金重陶陽は、備前窯元六姓のひとつ金重家に生まれ、高等小学校を卒業した15歳より作陶の道に入り、父の薫陶を受け、陶技を熟練、特に人物・動物、花鳥の細工物や彫塑的な置物を得意とし、デコ師(細工人)として高い評価を得ていました。
その後金重陶陽は、桃山時代の茶陶に興味を持ち、陶土、窯の構造、窯詰め、焼成法などの創意工夫に努め、幾多の工夫の末、窯変を人為的に作ることに成功し、桃山風備前の土味を現代に甦らせることに成功しました。さらに、火襷の窯変焼成にも成功し、古備前の再現に尽力を示しました。
金重陶陽は、桃山陶への回帰にとどまらず、現在の備前焼の骨子となった技法の再現したことにより、「現代備前のパイオニア」とも称されています。
人間国宝 金重陶陽は、一点からでも高価買取が期待できる作家の一人として、いわの美術でも積極的に買取を行っています。
金重陶陽の作品は、土・焼き・作りが三位一体となっている典型的な作風が特徴とされています。
金重陶陽の表現する、火襷や胡麻の景色は、どれも作意を感じさせず、非常に自然です。
また、その造形や轆轤目、ねっとりとした土味、焼成にも、目にはみえない金重陶陽の緻密な計算による技術が発揮されていますが、どれも見る側に全く作意を感じさせない「自然らしさ」をもっており、そこが金重陶陽作品の魅力となっています。
金重陶陽の作品をお持ちでしたら、ご売却してみませんか?
金重陶陽は、本格的に轆轤で制作するようになった頃から陶印を「陶陽造」から「ト」に改めています。この釘彫りの「ト」という陶印は、比較的簡単であるため、贋物の発生も多く存在するといいます。
金重陶陽の作品買取では、目利きも必要となってくる場合もございますが、いわの美術では、金重陶陽などのやきものの知識と買取経験豊富な専門のスタッフが常籍し、しっかりと作品を見極めて、適正なる買取査定・評価を行っております。
金重陶陽の作品のご売却をお考えでしたら、是非、いわの美術にご相談ください。買取査定は無料で行っています。