いわの美術では、 竹器師 黒田宗傳の作品買取をしています。
京都の御所南の一角で「奇竹堂」と看板を掲げたお店があり、ここが当代の四代黒田宗傳の工房です。「奇竹堂」は千家十職の一つで、竹細工・柄杓師である黒田家の分家として、竹細工の製造販売に携わっています。
初代黒田宗傳は、十代黒田正玄の次男として生まれ、1896年に分家して「宗傳」と号したのが黒田宗傳の始まりです。初代が黒田流の竹芸を継承し、以降、代々伝統の技法を受け継いだ竹の茶道具を作り、現在四代目となっています。
当代黒田宗傳は、柄杓師・黒田家に伝わる柄杓をはじめ、竹でできる茶道具であれば素材重視の作品から細工物まで、あらゆる作品を意欲的に制作しています。その作風は、黒田家伝来の技法を受け継ぎ、主に真竹を使った茶道具を手掛けるほか、変竹などの竹の個性を生かした作品も制作しています。
いわの美術では、黒田宗傳の茶杓などの作品買取をしています。
黒田宗傳の茶杓や花入などの竹器作品は、シンプルな造形の中に自然素材の良さを表現したものが多く、その竹の選定にもこだわりをもっています。
竹の持ち味を生かした茶道具作りに欠かせないのは、やはり良質の材料、すなわち良い竹の確保ということで、黒田宗傳は自ら竹藪に入り検分し、水抜き、炭火による油抜き、天日干しなどの処理を行っています。さらに、最低で4,5年その竹を寝かせることで、初めて使える材料となるのだそうです。
黒田宗傳自らの色も出しつつ、茶会の他の道具との取り合わせの中で異質にならぬように気を遣い、手間暇かけた材料作りと秘伝の技術によって、端正な、味のある作品を生み出しています。
いわの美術では、黒田宗傳の竹器作品、茶杓などの買取を致しております。兼中斎など書付のある作品であれば、高価買取が期待できます。
黒田宗傳の買取では、いずれの代の作品買取も行っています。いずれの代にも作品印には「宗傳」が用いられ、箱書には「竹器師 黒田宗傳」と書かれておりますが、どの代の作品かよくわからない場合でも、ご遠慮なく弊社までお問い合わせください。
いわの美術は美術品だけでなく、茶杓などを含めた茶道具の買取実績も豊富に有しており、知識と買取経験豊富な専門のスタッフが常籍しています。買取査定に関する費用などは一切いただいておりませんので、買取についての疑問、不明点などございましたら、お気軽にお電話・メールにてお問い合わせください。