47歳という若さでこの世を去ったメキシコの女性画家フリーダ・カーロ(1907-1954)。いわの美術では、リベラ、トロツキー、イサム・ノグチら時の文化人達を魅了し続け、世界的に名を成したメキシコではほとんど唯一の女性画家といわれるフリーダ・カーロの作品買取をしています。
フリーダ・カーロほど肉体的ハンディに苦しみながらも、女として、画家として壮絶な人生を生きた女性画家はいないのではないでしょうか。フリーダ・カーロ18歳の時、乗っていたバスと市電が激突し、彼女は瀕死の重傷を負いました。瓦礫の中から発見された時、肩、鎖骨、背骨、肋骨、骨盤、右足など数十か所もの骨が折れ鉄の棒が突き刺さった状態だったそうです。医師志望だったフリーダ・カーロが絵を描き始めたのは、その入院生活の頃です。
また、社会主義的な壁画で知られる画家のリベラとの出会いもフリーダ・カーロの人生を大きく左右します。二人は恋に落ち、22歳で20歳近くも年上のリベラと結婚、その後二人は、メキシコ、アメリカ、パリなどのヨーロッパを往来する生活となります。しかし、フリーダ・カーロが事故の後遺症とそのための20回以上に及ぶ手術に苦しむ中、夫のリベラが妹と不倫に走ったことは耐え難い苦痛でありました。その一方でもフリーダ・カーロも恋多き女性で、彫刻家のイサム・ノグチらのアーティストと親しくなっています。その後、リベラと離婚、そして復縁し、怪我の後遺症に苦しみながらも創作活動を続け、フリーダ・カーロは独自のスタイルを確立していきました。
フリーダ・カーロは、メキシコとネイティブ・アメリカンの文化的な影響下で、心の底の痛みをえぐるような、シュルレアリズム的な絵画を制作しました。傷みの中に情熱的なものを感じさせるフリーダ・カーロの絵は、女性の心により強く響くとし、その生き方も含め、男性よりもむしろ女性ファンが多いのだそうです。いわの美術では、フリーダ・カーロの作品買取をしています。
愛と自由と痛みに生きたフリーダ・カーロ。
フリーダ・カーロは、子供を熱望していましたが、妊娠、中絶、流産を繰り返し、とうとうその生涯では子供に恵まれませんでした。
41歳を過ぎた頃から、車いすの生活となりましたが、画家としてのエネルギーは衰えを知らず、死の直前まで絵筆を走らせていたそうです。
フリーダ・カーロは、自画像の画家といえるほど、数多くの自画像を描いていますが、強烈な印象を残す彼女の作品は、フランスのシュルレアリストたちにも影響を与えているそうです。
フリーダ・カーロの短くも壮絶な人生は映画にもなっており、メキシコ国内だけでなく、世界中の人々の共感をよんでいます。
稀少なフリーダ・カーロの作品をお持ちでしたら、高価買取致しますので、是非美術品買取実績豊富ないわの美術までご連絡ください。