重要無形文化財保持者(人間国宝)の大場松魚は、漆芸の技法のうちでも特に「平文」で、その技術の最高峰に位する作家です。いわの美術では、大場松魚の漆芸作品を高価買取致します。
日本の伝統漆工芸は、飛鳥時代に中国の唐より仏教とともに伝来し、その漆芸技術は大きな発展を遂げ、平安時代〜桃山時代に日本独自の技法として開花しました。 漆芸の「平文」の技法も、中国で始まった「平脱」という技法が名前を変え、受け継がれてきました。現代では、平文と平脱は同じ意味で使われています。
平文の技法は、金や銀の板金を模様に切り、漆の表面に貼り付けて、その上に漆を塗り重ね板金の部分が見えるまで研ぎ出すか、または漆の膜を削り取って模様を表す方法で、この技法を使うことにより、金粉や銀粉を使う蒔絵や、虹色の貝を用いる螺鈿と同じくらい美しい装飾になるとされます。
大場松魚は、古典技法の研究を進め、特に平文の技法を追求し続けました。この平文の技法そのものを、奈良時代のように作品制作で、本格的に生かした作家は大場松魚が初めてといわれており、大場松魚により平文技法が、現代に蘇ったとされています。
大場松魚は、紫綬褒章、勲四等旭日小綬章の受賞経歴もあり、その作品は、マッカーサー元帥夫人にも贈呈され、東大寺昭和大納経華厳経経篋の蒔絵製作、伊勢神宮式年遷宮御神宝製作も行うなど、その功績は多大なものとなっています。
いわの美術では、大場松魚の作品を高価買取致しております。大場松魚の作品のご売却のご相談は、美術品・骨董品買取経験豊富ないわの美術までお問い合わせください。
独自の「平文技法」を編み出した大場松魚の作品は、日本の伝統美の根源である自然の風物詩を謳い上げた大和絵が中心となっており、その作品は「和光の世界」とも表現されています。
大場松魚は、筆のような細い線をも平文で表現し、複雑な絵画表現をも可能にするなど、その技術は最高峰と称されるにふさわしく、また、晩年には螺鈿や、変わり塗の技法も合わせた技法を駆使し、華麗な表現の作品を多く残しました。
大場松魚は、平成24年に永眠されており、その市場価値もさらに高まっています。 いわの美術では、数多くの美術品・骨董品などの買取経験を踏まえ、お客様にご納得していただける買取をさせていただいております。
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