日本彫刻界の巨匠 圓鍔勝三(えんつば かつぞう)は、西洋のリアリズム彫刻と日本の伝統美を見事に融合し、新たな彫刻を生み出した彫刻家として知られます。
広島県生まれの圓鍔勝三は、幼年時代から決して器用な方でなく、むしろ不器用であったと述懐しています。
16歳で彫刻家を志し京都に行き、彫刻家 石割秀光に弟子入りした後も、努力と勉強熱心さにより、自己を形成していきました。
圓鍔勝三は、単なる職人に終わることを嫌い、日本美術学校に入学しますが、圓鍔勝三が高く評価されたのは戦後になってからといわれています。
圓鍔芸術の特徴としては、木彫を主流としつつ様々な素材を使い作品を制作していることにあるとされます。このことが、自由な表現の多様性を生み出し、その作品は夢とロマンに溢れ、雄渾に満ち、たえず平和を希求する心と生きることへの愛着が現れています。
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文化功労者、文化勲章の受章経歴のある圓鍔勝三は、97歳という長命で亡くなりましたが、晩年までその制作意欲が枯れることはなく、70歳ころが圓鍔勝三の円熟期だったといわれています。
時には写実を離れてデフォルメを強調した作品、ある時には彩色を施した作品、また時には石や金属を組み合わせた作品など発表し続けました。
さらに、圓鍔勝三は、自分の見た夢など、具現化の難しい、およそ彫刻にはなりえないと思われる題材にも積極的に挑戦したといわれています。
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