お写真を見て、「マイセンのブルーオニオン」と思った方もいらっしゃるかと思いますが、実はこれ、日本製のブルーダニューブという陶磁器ブランドです。
ブルーダニューブは50年以上の歴史を持っており、ブルーダニューブという名は染付の深い「藍」の色と、音楽の都ウィーンを流れる「ダニューブ川」になぞらえて名付けられました。
時にはマイセン、フッチェンロイター、カールスバードと並ぶ世界4大ブルーオニオンとまで言われる事もありますが、ヨーロッパの継承の流れを持っていないブルーダニューブがそこに含まれるには多くの疑問があり、この説はあまり信憑性がないものとされています。
ブルーダニューブのブルーオニオンは、日本古来の染付技法によって作る事を信念としており、美濃陶芸磁器伝統の技術を徹底して作られています。
そのため他のブランドのブルーオニオンと比べると藍色が深いのが特徴です。
また、お値段もお手頃価格で、「マイセンのブルーオニオンは高価すぎて普段使いには使えない」という方からは「普段使いにもってこいのブルーオニオン」として絶大な人気を得ています。
また、不思議と洋食、和食どちらで使用しても違和感なく使用できるのがブルーダニューブの良いところなのです。
ブルーダニューブはアメリカのリッパーインターナショナルの先代社長ハルリッパーが中心になりアメリカ市場での販売を目的に作られたブランドでした。
当時、本家のブルーオニオンを製作するマイセンの製品が旧東ドイツにあり、入手困難であったため、完全なマイセンの絵柄のコピー商品として、高い品質を持つ日本製のブルーダニューブがアメリカ市場で人気を博しました。
しかし、マイセンのブルーオニオンが手に入るようになると、次第にその人気は衰えていき、それは日本でも同じ事でした。
現在では、少量ではありますが、生産が続けられています。
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ブルーダニューブはお手頃価格で販売されているため、マイセンのように高価買取というわけにはいきません。
お品物によっては1点からでも買取る事ができますが、そのほとんどがいくつかまとめてでなければお値段を付ける事が難しいお品物です。
カップ＆ソーサーであれば6客セットなどお手頃価格な分、購入時もまとめていくつかセットで購入する方が多いかと思います。
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