小暮真望は異色の経歴を持つ版画家として知られています。
なぜ異色の経歴なのかと申しますと、大学は明治大学工学部を卒業しており、卒業後は(株)本田技術研究所に入社してCVCCエンジンの研究開発に従事し、その後CITY車のエンジン研究開発の責任者として10年間本田技研に勤めていました。
美術関係とはまったく無縁の世界にいた小暮真望でしたが、実は本田技研の時代からシルクスクリーン版画技法の研究と版画活動を行っており、版画技法の工学的な研究を進めるため、「セリグラフ美術研究所」を設立して本格的に版画活動を行うようになりました。
小暮真望の作品は、山、水、木など自然の美しさをモチーフとして遠くから見れば美しい自然の風景が楽しめ、近くで見ると技術屋として培った知識と技術を用いて生み出されている事がお分かり頂けるかと思います。
小暮真望の作品は主にリトグラフが多く、作品のモチーフや大きさ、発行された枚数によって評価が違うため、買取額が変わってきます。
小暮真望のご売却をお考えでしたら、まずは作品のモチーフ(タイトル名が分かる時はタイトル名)、大きさ、発行枚数、外箱や額の有無をお伝え下さい。
また、小暮真望の作品のメールに写真を添付しての簡易査定も行っております。
お写真付のメール査定の場合、実際にお品物を拝見した時に近い買取額を提示する事ができますので、価値だけを知りたいという方はメールでのお査定をお勧めしております。
ただし、メールでのお査定はメールの到着順にお答えをしておりますので、場合によっては数日お時間を頂く事もございます。
メールでお問合せしてから1週間以内にお返事が来ない場合は、メールが届いていない可能性もございますので、一度ご連絡下さい。
絵画には油彩画、水彩画など作者直筆で描かれたものと、木版画やリトグラフといった版画の技法を使って印刷された物の2種類に大きく分ける事ができます。
高価買取となるのは油彩画、水彩画などの直筆の作品なのですが、木版画やリトグラフでも作家や作品によって高価買取が期待できます。
版画の中でもリトグラフは木版画よりも細かい表現が出来る事から、洋画家の作品をリトグラフにする事が多く、ほとんどの場合150〜400部ほどが一度に刷られています。
リトグラフ買取では、この発行部数が買取額に影響してきます。
リトグラフ作品の余白の部分に1/200などの数字が書かれているのですが、これがエディションナンバーといって分母の数が発行された総枚数を表しています。
分子の数字はほとんどの場合印刷された順番に付けられていくのですが、この数字は買取額に影響はありません。
また、画廊などで購入されたリトグラフの額の裏には「共シール」と呼ばれる画廊が発行している作家やタイトルが書かれたシールが貼られています。
このシールは作品の真作である事を保障するもので、共シールがあるリトグラフは買取額が高くなってきます。
もし、額の入れ替えを行っているのであれば、売却時には元の額に戻しておいた方が買取額は高くなります。
いわの美術では、年間に多くのリトグラフの買取を行っております。
リトグラフのご売却なら数々の実績と信頼のある、いわの美術にお任せ下さい!!