いわの美術では、漆器の買取を日本全国で行っておりますが、その中でも今回ご紹介する漆器の作家さんは村瀬治兵衛です。
江戸時代から7代続いている木地師なのですが、初代村瀬治兵衛の頃から木地師としてだけではなく、塗師としての仕事も手掛けるようになりました。
漆塗りは少しでも埃が付いてしまうと製品として成り立ちませんので、木地作りと漆塗りは分業で行うのが通常なのですが、村瀬治兵衛の工房では木材選び、素地づくり、漆塗りまでを一貫して行っており、とても珍しいタイプの作家です。
特に初代・治兵衛の作り出す木地は向こう側の光が透けて見えるといわれた程、薄手の挽物を得意としており、その腕を北大路魯山人にも認められ、魯山人の漆器の素地を作っていた程の腕前を持っていました。
初代の技術と2代目が得意としていた黒漆の上に朱漆を塗る根来塗や、ロクロのひき目に沿って赤、黄、黒、の漆で円を描くように色分けした文様を持つ独楽塗を受け継ぎ、現在は3代村瀬治兵衛が素晴らしい漆器を生み出しています。
村瀬治兵衛は、盆、花器、茶器、水指、建水などの茶道具を中心に制作を行っており、個展を中心に作品を発表しています。
村瀬治兵衛の漆器をお持ちではありませんか?意外と茶道具の中に村瀬治兵衛の漆器があったりしますので、使っていない茶道具がございましたら、今一度見直してみると新たな発見があるかもしれません。
村瀬治兵衛の漆器のご売却をお考えでしたら、いわの美術までお問合せ下さい。
いわの美術は神奈川県にある買取業者ですが、日本全国で漆器の買取を行っております。
漆器の買取では、作家もの漆器の状態によって買取額が変わってきます。
有名な漆器の産地といえば輪島塗ですよね。
輪島塗は有名な作家や人間国宝の方もいらっしゃいますので、高価買取が期待できる漆器の1つです。
蒔絵や螺鈿といった装飾が施されている漆器や堆朱と呼ばれる、漆を塗り重ねてから彫刻を施す漆器は手間と時間、高度な技術を必要としているため、高価で中古品としても買取額が高くなっております。
漆器は、乾燥や熱に弱く保管場所によっては使っていなくてもダメージを受けている場合がございます。
漆の剥がれた漆器や、使用感が感じられる漆器は買取る事はできますが、マイナス評価での買取となってしまいます。
お問合せの際は、漆器の種類やどのような装飾が施されているのか、作家ものなのかどうかなど、分かる範囲で構いませんのでできるだけ詳しく買取担当者へとお伝え下さい。
漆器のご売却をお考えでしたら、お気軽にいわの美術までお電話、メールにてお問合せ下さい!!