よく初詣に行ったりすると神社や仏閣で手を清めるためにお写真のお品物で水をすくった経験はございませんか?
そうです、あの道具は柄杓といいます。
しかし、いわの美術がお買取りしている柄杓というのは茶道具で使う柄杓の事です。
茶道具の柄杓は竹で出来ており、使用する時期も11月〜4月の炉用のものと、5月〜10月の風炉用に分かれています。
炉用の柄杓は合という水を汲む部分が大き目に作られ、切止めという加工が竹の皮の方で削ってあるお写真の向かって右側にある柄杓です。
風炉用の柄杓は合が小さめで、切止は竹の身の方が削ってあるので、お写真向かって左側にある柄杓になります。
この柄杓ですが、竹細工師や柄杓師といった方々が存在し、千家の正統的な茶道具を制作する千家十職の中にも竹細工師・柄杓師があります。
この竹細工師、柄杓師の作家が作った柄杓は買取額が高くなっております。
茶道具の買取は茶碗や水指、釜などだけだと思っている方も多いようですが、いわの美術では細かい物から消耗品まで、茶道具全般の買取を行っております。
黒田正玄は、先ほどお話しに出ていた千家十職の竹細工師・柄杓師をつとめる家で、明治維新にいたるまでは将軍家御用達柄杓師を務めていました。
代々、黒田正玄を襲名しており、当代は13代となっております。
黒田正玄は柄杓の他にも台子や香合、花入れなどを竹で作っています。
ご自宅に黒田正玄が制作した柄杓などの竹で出来た茶道具はございませんか?
何代目に作られた作品なのかによって買取額が変わってきます。
お問合せの際は、何代の作品でどんなものなのかお伝え頂けますと、お話しがスムーズに進みます。
また、いわの美術では出張買取も行っており、実物を拝見してお買取りを行っております。
誰が作者か分からない作品がございましたら、お伺いした際にご一緒にご相談下さい。