いわの美術では、天目釉を得意とする陶芸家二代目桶谷定一の作品をお買取り致します。
二代目桶谷定一は京都出身で本名は桶谷洋といい、父親の初代桶谷定一の息子として生まれました。
父親のような陶芸家を目指し、京都伏見高校陶磁器科に入学して卒業後は、天目釉を得意としていた父親に陶芸の技術を学びます。
その後日展陶芸家として様々な作品を出品し、多くの賞を受賞しました。
また二代目を襲名後には、日本工芸会会員や、京都美術工芸作家協会の会員となり展覧会などに参加し、多くの作品を制作しました。
京都クラフト展では銀賞、京都工芸美術展では優賞を受賞するなど陶芸家としての地位を高めていきました。
二代目桶谷定一が得意とした天目釉で作り上げた作品は、茶入や茶碗、壷などが多く、その釉薬のタレ具合や色合いが美しいお品物となります。
いわの美術では、父から受け継いだ技術を世の中に広げた二代目桶谷定一の作品をお買取り致します。
二代目桶谷定一が作り出す天目釉作品は、父親が得意としていた物で、それを受け継ぎ自分の物としました。
天目釉は、鉄が5%以上含まれた黒い釉薬(鉄釉)の事で、それをかけ焼かれた陶磁器を天目釉作品と言います。
鉄釉を使い焼かれた作品は、中国の周の時代に存在したと言われていますが、本格的な製造は東晋期に徳清窯で焼かれたと言われています。
中国の天目山に留学していた禅僧が、喫茶の習慣と一緒に焼き物を持ち帰った事から、天目山の鉄釉のかかった焼き物という意味で天目釉と名前がつきました。
天目の茶碗は鼈口(すっぽんくち)という口元がすぼんだ形をしている作品もあり、それらは茶の保温にとても良いと茶道愛好家達に好まれ天目茶碗と呼ばれています。
とても大切にされ、台子点前や身分の高い方にお茶を出す貴人点という場面で多く使われました。
また天目茶碗には、釉面の変化により様々な種類があります。
黒の背景の中に青色の斑点模様が特徴で、天目茶碗の中では最上級とも言われている曜変天目や、細かい斑点模様が特徴の油滴天目など数多くの種類がございます。
二代目桶谷定一は、茶碗の他に茶入も製作し、その茶入に関しては定評があって、素晴らしい作品と言われ茶人達に愛用されました。
いわの美術では、茶人に定評がある茶入を作った二代目桶谷定一の作品を買取り致します。
また、同じく天目釉を得意とする木村盛和などの作品もお買取り致します。
茶道をやっていた先代の遺品や、蔵から出てきた二代目桶谷定一など作品御座いましたら是非一度いわの美術までお問い合わせ下さい。