写真の品、素材はお分かりになりますか?
こちらのプラスチックでも陶器でもなく、象牙に色を付けた置物なんです。とってもよく出来た精巧な造りで中央の辺りには虫も乗っています。
彩色が施されていることもあって、写真では象牙だということが伝わりにくいかもしれませんね。
象牙を用いた彫刻では根付や印籠が有名でしょうか。
象牙は細密な彫刻が可能なため、精密な技巧を凝らした小物が数多く制作されました。
いわの美術では根付や印籠といった象牙の骨董品、写真のような彩色を施した象牙彫刻、また一本の牙のままの形の象牙置物など、象牙彫刻品の買取を行っています。
象牙の買取では登録証が必要なお品物もございます。
取扱の難しいお品物ですので、買取や登録について気になる点がございましたらお問合せ下さい。
彩色した象牙彫刻では安藤緑山という牙彫師が有名です。
牙彫師というのは象牙彫刻を行う方で、彼は“ 象牙に着色することで色が滲んで独特の味わいを持つ ”という独自の理論を持っていました。
しかし彼の活動していた当時の美術会では象牙の色合いを活かした作品が主流だったため、彩色を施した象牙彫刻は異端視され、ほとんど評価がなされませんでした。
弟子もとらず、他社との交流もほとんど行わなかった安藤緑山の素性は謎が多く、作品は美術館などで展示が行われています。安藤緑山の象牙彫刻作品お持ちではありませんか。
いわの美術では安藤緑山の象牙彫刻買取を行っています。