お写真の焼き物は茶道具の一つ蓋置です。
蓋置は釜の蓋をのせたり、柄杓を置くのに使います。
蓋置は文鎮、筆架、墨台などの文房具や、線香立、掛物の軸、印などを見立てて転用したものも多く様々なモチーフや形がございます。
特に千利休が選んだとされる「火舎」「五徳」「三葉」「一閑人」「栄螺」「三人形」「蟹」の7種類は「七種蓋置(ちしゅふたおき)」
と呼ばれ特別な扱いがございます。
蓋置にはお写真のような陶器製の他にも、金属製、木製、竹製などがございます。
陶器製や金属製の蓋置は季節関係なく使用する事ができますが、絵柄によっては季節に合わせたものを使います。
いわの美術ではどの素材の蓋置もお買取りを行っております。
蓋置はお鍋のつまみのように小さいお品物ですが、有名作家が作った蓋置は高価買取が期待できます。
作家物の蓋置は、お写真のように木箱に収められている事が多く、この木箱に箱書きと呼ばれる品名や陶印、花押などが記されていると評価が高くなります。
木箱の有無は査定額に大きく影響しますので、壊れていたり、汚れていても処分しないでください。
もちろん、木箱がなくてもお買取りは行っておりますが、マイナス評価でのお買取となります。
また、いわの美術では蓋置を含めた茶道具の買取を行っております。
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