長板と聞いても、何の事かピンとこない方が多いとは思いますが、長板は茶道具の1つです。
台子(だいす)のお点前が転化し、台子の地板を元に作られましたと言われています。
ただの板に見える長板は漆塗りでできており、千家では大小の2種類が使われています。
大きい物は風炉用、小さい物はは炉用とされそれぞれ長さや厚みが決まっています。
昔、家族の誰かが本格的にお茶をやられていたが現在は使用されずに仕舞ったままの長板はございませんか?
漆塗の板がございましたら長板の可能性もございますので、一度いわの美術までお問合せください!!
お写真は春慶塗の長板です。
春慶塗は岐阜県の飛騨春慶、秋田県の能代春慶、茨城県の粟野春慶などがあり、これら3つを三大春慶塗と呼んでいます。
お写真の春慶塗の長板は岐阜県の飛騨春慶で、春慶塗は天然の木目をそのまま生かした透き漆と呼ばれる精製度を高めた透明な漆を使って制作されています。
特殊な漆を使ってつくられる春慶塗の長板は高価買取が期待できます。また、お写真のように箱に入った状態でのお買取りとなりますと、買取額が高くなります。
漆はとてもデリケートなお品物ですので、長期間、紫外線に当たっていたり、乾燥が続くと漆がひび割れていまします。
劣化して価値が無くなってしまう前に、ご使用にならない春慶塗の長板のご売却をおすすめします。