いわの美術では人間国宝に認定された陶芸家でも有名な、富本憲吉の作品を買い取ります。
富本憲吉は今では陶芸家として有名な方ですが、初めから陶芸家を目指した訳ではありませんでした。
幼い頃から絵を学び、インテリアなどに興味があった富本憲吉は親族からの猛反対を押し切り、東京美術大学に入学します。
そこで建築、室内装飾を専攻し、在学中にウィリアム・モリスの工芸思想に影響され、当時親友で先にロンドンに滞在していた南薫造を頼り卒業前に私費留学をしてウィリアム・モリスの研究に明け暮れた日々を過ごし、ロンドン留学中に卒業します。
研究のため、ヴィクトリア＆アルバート美術館に毎日通い、ウィリアム・モリスが主催したデザイン運動アーツ・アンド・クラフツなど様々な作品に触れ、スケッチを書いていたと言われています。
また留学中、ロンドンに視察にきていた建設家の新家孝正と出会い、写真助手としてインドなどを巡りますが、実家からの帰国命令が届いたため渋々日本に帰りました。
その当時、イギリスで陶芸家やデザイナーとしても有名になったバーナード・リーチと出会い、様々な博覧会などに同行し親交を深めました。
バーナード・リーチは、富本憲吉と一緒にいった上野の博覧会で楽焼の絵付けをした事から陶芸に興味を持ち、6代目尾形乾山に楽焼を学びます。
しかしバーナード・リーチは、日本語があまり上手くなく、富本憲吉は通訳として同行しました。
その時陶芸に興味はなく、通訳という軽い気持ちで行きましたが、バーナード・リーチの影響を受け次第に陶芸に興味を持ち始めます。
ここから富本憲吉の陶芸家への道が始まったと言われています。
ですが今まで、陶芸の技術など学んでこなかったので、各地の窯などに出向き全て1から独学で技術を習得しました。
様々な作品を製作後、金銀を同時に焼き付ける技法として知られている金銀彩を完成させ一躍有名になりました。これがキッカケとなり、陶芸家では2番目に文化勲章受章者に選ばれました。いわの美術では富本憲吉の作品を高価買取りいたします。
富本憲吉の作品買取りについて富本憲吉の作品は、豊かな色彩が特徴な色絵磁器や、金銀彩の作品が代表的な物と言えます。
色彩に関しては、繊細な筆のタッチで描かれていて、美しいお品物が数多く存在しました。
元々はデザイナーを目指し美術学校に通っていた富本憲吉ですので、色彩の腕は素晴らしいものがあります。
富本憲吉は生前、模様から模様を作らずという言葉を残されています。
その言葉通り、過去に作られた伝統的な作品の模様を使うという事はせず、花や草木を写生し、独自の模様を作り出していきました。
ご自宅に富本憲吉の作品などございませんか？いわの美術では富本憲吉の作品を高価買取り致します。
写真のような陶印がついているお品物は富本憲吉の作品と思われますのでご処分をお考えでしたら是非一度お問い合わせください。
メールにてお品物の写真を送っていただければ簡易的な査定などもさせていただきますし、お電話でもご相談を受け付けております。
よろしければ買取り実績豊富のいわの美術までご相談ください。
