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ルイス・ポールセン

2016/1/29

ルイス・ポールセン

ルイス・ポールセンは1874年に創業されたデンマークの照明器具ブランドです。

ルイス・ポールセンの照明が世界中に広まるカギとなったのは世界中に広がった子会社や販売代理店で、その主要な地域は、スカンジナビア、ヨーロッパ圏、アメリカ、そして日本でした。ルイス・ポールセンは何人かの優秀なデザイナーが照明のデザインを手掛けており、特に有名なデザイナーにはアルネ・ヤコブセンポール・ヘニングセン、日本人では内山章一がいます。画像にあるPHランプは、ポール・ヘニングセンのデザインの一つです。

ルイス・ポールセン社は優れた「アーキテクト」と呼ばれるデザイナーと共に人間と建築にとって最もよい照明器具を開発し、ライティング・フィロソフィーという名の理念に含まれる”FCA”という考え方を第一の柱として、環境建築工学による知見から品質の高い照明器具を設計・生産することを貫いてきました。


ルイス・ポールセンのFCAとは

あらゆる物の色を正確に照らし、機能と美を兼ね備えた照明を追求したルイス・ポールセンは

  1. Function 機能

  2. Comfort 快適性

  3. Ambience 雰囲気

この三つの大切な要素により、ルイス・ポールセンは快適で人々を美しく見せ、雰囲気ある環境を作り出すことをランプの生産により実現しています。


ルイス・ポールセン 歴史

創業期

ルイス・ポールセンは、もともとは1874年に「コペンハーゲンワイン直輸入会社」としてルードヴィグ・R・ポールセンが創業した会社でした。しかしルードヴィグの商売が立ち行かず、同社は1878年に閉鎖されます。1892年にル―ドヴィグ・R・ポールセンが二回目のビジネスを始めたときに展開し始めたことが、暮らしの道具や電化製品を販売することでした。1896年、ルードヴィグは彼の甥であったルイス・ポールセンを現ルイス・ポールセン社の社長として登用し、1906年にこの世を去りました。ルードヴィグの甥であったルイス・ポールセンはルードヴィグのビジネスを継ぎ、1908年に現在のデンマーク本社のヘッドオフィス所在地であるニューハウン11番地に会社の場所を移しました。


1910年代〜

最初版のルイス・ポールセンのカタログは”featuring machines and tools”(機械と道具の特集)と題され、1914年に出版されました。

その後ソーパス・カーストラップ・オルセンという人物がルイス・ポールセンの会社オフィスを10000クローネで購入し、ルイス・ポールセン&カンパニーの唯一の所持者となります。

1924年、デザイナーのポール・ヘニングセンはルイス・ポールセンと共にパリで1925年に行われた現代産業装飾美術国際展への仕事に取り組み、そこで金賞を授与されました 。ここからルイス・ポールセンの躍進とブランドとしての成長が始まります。

1926年、ポール・ヘニングセンとルイス・ポールセンによる伝説的なPHランプと三種のランプは、当時のコペンハーゲンで新しく開催された新建築フォーラムの会場となる建物のための照明を提供するための契約を与えられます。

ルイスポールセンは照明器具の販売を開始し、その最初のカタログはデンマーク語、ドイツ語、英語、フランス語の4か国語で公開されています。

1941年の第二次世界大戦中には、ルイス・ポールセン&カンパニーはコペンハーゲンでA/Sという金属製品の為の金属加工工場を取得し、ついにルイス・ポールセンは 照明器具専門のメーカーとなりました。ポール・ヘニングセンはコペンハーゲンのチボリ公園と呼ばれる歴史の古い遊園地を深夜も開放できるようにするために、停電灯を設計しました。ランプからの光はその設計上、街の上空を飛ぶ飛行機から見えないようになっており、ヘニングセンは当時の人々の安全を守ることに一役買いました。


PHランプと戦後の躍進

ルイス・ポールセンの主要な作品である「PH5」は1958年に初めて発売されました。PH5の5は直径50cmという意味を持ちます。

戦後のルイス・ポールセン社はヨーロッパをはじめとした欧米各国で度重なる子会社の設立や合併、販売代理店の展開などを繰り返し国際的な照明器具のブランドとしてその地位を確立しました。


1994年の9月9日、ルイス・ポールセン&カンパニーのA/Sは、PHランプと1920年代後半に製作された「TREPH」という名のペンダントライトを史料をもとに再作成し、PHランプの歴史に関する本を公開したことが契機となり、創立100周年を迎えたコペンハーゲン装飾美術館で最初期のPHランプを展示することが叶いました。

2004年、デンマークのマルグレーテ女王による日本の天皇皇后両陛下への公式訪問の際には、ルイス・ポールセンの照明器具、フリッツ・ハンセン、ロイヤル・コペンハーゲン社やバング&オルフセン社が協力し、各ブランドが出展に協力した「デンマークの生活スタイル」と題された展覧会は、世界的な建築家である安藤忠雄によって作成されました。

そして現在においても、ルイス・ポールセンの機能性・デザイン性が高い照明器具は人々から愛されて続けています。


ルイス・ポールセン 買い取り

このようなルイス・ポールセンの照明をいわの美術でも査定をさせて頂いております。


ルイス・ポールセンの中でも有名なPH5アーティチョークランプの売却をお考えの際には

  1. サイズ
  2. 購入した年
  3. デザイナー名
  4. 箱の有無

といった情報を分かる限り書かれたうえメールフォームよりお問い合わせを送信くださることで、担当の者が返信にてご案内いたします。メールフォームにあらかじめ撮影したランプの写真データをつけて下さいますと更にスムーズにお話が進みます。


いわの美術では、日本のデザイナーや建築家とも接点があるルイスポールセンのほかにもロイヤル・コペンハーゲンの洋食器、アルネ・ヤコブセンの時計や、フリッツ・ハンセンのチェアにおいても査定しております。

「デンマークのブランド製品の買取お値段帯を知りたい!」ということなどありましたら、ご遠慮なくお問い合わせくださいませ。


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