今回、いわの美術がご紹介するお品物はマイセンのティーポットで、波の戯れというシリーズです。
絵付けが施されていない白磁に、水面に風が吹き、現れたさざ波をイメージしたレリーフが美しく、花のつぼみや茎を連想させるフォームといった特徴を持つ21世紀のマイセンを代表するシリーズです。
マイセンの波の戯れはフォームもデザインもアーティストグループによって考案され、制作されており、現代マイセンの造形の旗手とも言われているザビーネ・ワックスがデザインを担当しています。
また、波の戯れピュアという表面にさざ波のレリーフのないシリーズも展開しており、こちらもマイセンの造形の美しさを感じる事ができます。
今回のお買取ではティーポットのみでしたが、カップ&ソーサーやクリーマーなどがご一緒のティーセット一揃えであると1点ずつの査定よりも買取額が多少アップします。
また、シミや汚れなどもなく白磁の美しさを損なわない綺麗な状態でしたので、高い評価での買取となりました。
ティーポットなどは注ぎ口に茶渋などの汚れが付着してしまう事があり、こういった汚れはマイナス評価となりますので、ご売却の際は傷をつけないように掃除して取り除いておく事で査定額アップに繋がります。
いわの美術では年間に多くのマイセンの買取を行っており、中でも人気なのがブルーオニオンという絵付けされたシリーズです。
しかし、マイセンは絵付けを施していない白磁の作品も多数展開しており、『マルセイユ』『コスモポリタン』『スワンサービス』『ホワイトレリーフ』など造形の美しさを全面に出したシリーズを展開しています。
また、マイセンの白磁は他の洋食器メーカーの絵付け用の素地としても提供されており、この事からも品質の高さが分かります。
マイセンの白磁の作品は一見すると似ているようなので、知識がなければどのシリーズなのか判断つかない方もいらっしゃるかと思います。
そいった場合はどのような特徴があるのかお伝え頂ければ、その情報をもとに弊社の買取スタッフが判断し、査定を行います。
また、メールやオンライン査定には画像を添付する事ができますので、全体の画像、モチーフのアップ画像など、お品物の状態が分かりやすい画像を添付して下さい。
その際、外箱や栞などの付属品があれば査定にプラスとなる場合もございますので、お品物とご一緒に査定にお出し下さい。