お写真のお品物は海軍儀礼軍刀です。
刃の付いていない模造刀でしたので、正装・礼装や儀仗時の服飾用として使用されていたものかと思われます。
お写真付でメールを頂き、簡易査定を行ってから、他にも見てもらいたいお品物があるという事で、出張買取させて頂きました。
かなり傷んだ状態なのはメールで見ても分かるお品物でしたが、軍物には熱狂的なコレクターが多いため、お買取りをさせて頂きました。
今回、お買取りした軍刀は刃のついていない模造刀でしたが、軍刀の中には実践で使われる刃のついた軍刀もございます。
刃の有無で買取額は変わってきますが、刃がついているからといって買取額が高くなるとは限りません。
刃は手入れをしないと錆てしましますし、錆がひどいと鞘から抜く事すらできません。
こういった軍刀は中古品としても需要が少ないため、お買取りをお断りしております。
また、模造刀でも今回のように傷みが激しい場合は高価買取が期待できたのに、マイナス評価が大きく、高価買取することができません。
先ほど、軍刀には刃のついた物があるというお話をしましたが、刃がある場合のお買取りでは銃砲刀剣類登録証が必要な軍刀もございます。
第二次世界大戦中に作られた軍刀で、日本刀などの伝統的な製法で作られたものは刃渡り15センチ以上ある場合、銃砲刀剣類登録証がないと売買してはいけないと法律で定められています。
ご売却をお考えでしたら、登録票がない場合は管轄の教育委員会で発行してからお問合せ下さい。
登録票が必要かどうか分からない場合は、お写真を弊社までメールで送っていただければ、登録票が必要かどうかお答えすることができます。
軍刀のご売却をお考えでしたら、いわの美術までお気軽にご相談下さい。
