ノリタケの歴史を遡ると、なんと江戸時代にさかのぼります。 ペリー来航以降、欧米から様々な物が入り、日本の金がどんどん海外へ流出していくばかりなのに疑問を感じた「森村市左衛門」は師と仰ぐ「福沢諭吉」に相談し、輸入貿易で外貨を稼ぐことを決め、ノリタケの前身である「森村組」を設立しました。
設立と同時に弟の「森村豊」をニューヨークに派遣をし、ニューヨークの六番街に「MORIMURABROTHERS」という名の輸入雑貨店を開きました。 最初は日本から送られてくる陶磁器、漆器や掛軸など伝統的な日本の雑貨を販売していきました。その中で陶磁器の人気が最も高く、これは有望な商品になると考え、自社ブランドの白磁陶磁器を造ろうと努力を重ね 見事白磁の陶磁器を作ることに成功しました。これを期に森村組は1904年1月1日に現在の名古屋市西区則武新町(現在の商標の由来)日本陶器合名会社を設立しました。
設立から戦前までは鳥の絵付けや花々の絵付けが多いのが特徴です。 絵画の様に描かれた湖畔のシリーズは人気が高いです。