この時代は幕末から明治維新と時代が移り変わり激震の世でした。藩の保護もなくなり、経済的困窮に陥りました。しかしその中でも道忠は制作をつづけました。
木箱の内側に表千家の即中斎さんの花押がございます。大樋焼 かけ分 黒茶碗 と書いてあります。
1896年、明治二年一時休業を余儀なくされましたがそれから15年後明治十七年に大樋焼を復興させることができました。