吉向松月の吉向というのは「亀甲」という文字から来ています。 これは将軍家の慶事の際に、鶴と亀をあしらった食籠を献上したのですが、亀の食籠が気に入られ、「亀甲」の窯号をもらい、そこから「吉に向かう」「吉向」という窯号になりました。