今回、いわの美術がお買取りしたお品物は祥瑞写染付水指で、作者は京焼で有名な7代高橋道八です。
7代高橋道八は、京焼屈指の名工と謳われた2代仁阿弥道八(2代道八)の雅趣あふれる仁清風、乾山風を受け継ぎ、多くの茶道具を残しています。
共箱には、大徳寺五百六世・小田雪窓の箱書きがされており、小田雪窓の花押が記されていました。
こういった作家以外の箱書きがありますと買取額がアップします。
高橋道八は京焼(清水焼)の窯元の当主が代々受け継ぐ名前で、初代が江戸時代後期から作陶を始めた事でその歴史がスタートし、当代は女性が9代として襲名し、窯を守り続けています。
どの代でも茶道具、煎茶装具に名品を残しています。
高橋道八は代々多くの号を使用してきているため、作品の全てが「道八」と名乗っているわけではありません。
高橋道八の作品かどうか分からない場合でも、まずはいわの美術までご相談下さい。
今回、お買取りした水指は祥瑞写とあるように中国の明末期〜清初期に作られた染付の磁器を写したもので、素地は純白で丸紋つなぎ、または散らしの中に花鳥風月や人物、幾何学模様が描かれている事が多く、お買取りした水指も梅や竹など四季を感じる染付がされていました。
水指売却でお問合せをする際は、共箱があれば共箱に書かれている事をお伝え頂けますと査定がスムーズに進みます。
ご売却をお考えの水指をお持ちでしたら、いわの美術までお問合せ下さい。