こちらは出張買取でお買取りさせて頂きました、宗春の徒然棚(つれづれだな)です。
徒然棚は淡々斎の号で知られる裏千家14代無限斎碩叟宗室が好んだ棚で、業平棚(なりひらだな)とも呼ばれます。
この棚は炉の季節に使われる棚で、風炉の季節には使うことが出来ません。
いわの美術では徒然棚の買取を行っています。
写真で見て分かるように徒然棚は少し変わった形をしています。
菱型三本柱の二重棚で上部は袋棚、客付と勝手付には菱型の透かし模様が施されています。
この菱型模様は平安時代の歌人、在原業平から名を取って業平菱と呼ばれ、ここから「業平棚」の呼称も生まれました。
茶棚では炉・風炉ともに使用できる物が多いですが、丹頂棚などは徒然棚と同じく炉の季節に使用されます。
御自宅に茶棚はありませんか?
いわの美術では徒然棚をはじめとする茶棚買取りを行っています。
茶棚ははじめから形の出来上がっているものと、柱や天板などのパーツが箱に収まっている組立式のものとがあります。
組立式のものでも木箱などに入っていると場所をとってしまうそうで、「引き取ってもらいたい」「処分したい」とのご相談は度々お聞きします。
いわの美術では紹鴎棚や葭棚といった大棚、真台子や竹台子のような大きく重たい台子の買取りも行っています。