細川司光さんは1941年石川県山中町で生まれました。
山中町で漆器蒔絵師の見習いを経て、漆器蒔絵師として独立し、現在まで多くの作品を手掛けて活躍されてきました。
今回の四季棗は使用頻度が少なかったのか、共箱もあり、非常に綺麗な状態でお買取りさせて頂きました。
細やかで繊細な蒔絵の細工がとても素敵な棗です。
細川司光さんは棗以外にも炉縁や香合といった茶道具を制作されることもございます。
茶道具は季節に合わせて使う物を変えるため、様々な絵柄や素材の品物があります。
こちらの四季棗はそれぞれの季節に相応しい蒔絵を施された棗で、春夏秋冬によって使い分けることが出来ます。
いわの美術では棗や茶入の買取りを行っています。
四つの棗にはそれぞれ蒔絵が施されています。
吉野山蒔絵の大棗には桜咲く吉野山の山並み、
早苗蒔絵の大棗には早苗と飛び交う蛍、
稲穂蒔絵の大棗には風に揺れる稲穂と鈴虫、
宝船蒔絵の大棗には縁起物の宝船が繊細に描かれ、それぞれの季節に相応しい棗となっています。
いわの美術では蒔絵を施された棗の買取り行っています。