今回いわの美術がお買取した作品は三輪良平の版画「二人舞妓」です。
三輪良平は裸婦や大原女、舞妓を題材に清麗な女性美を描き出す事で知られており、日展評議員もつとめています。
山口華楊に師事し、晨鳥社に学んだ三輪良平は日展で入選を重ね、新日展では特選・白寿賞、菊花賞などを受賞しており、実力ある日本画家です。
さて、今回お買取りした三輪良平の作品ですが版画作品でエディションナンバーは206/250と表記されていました。分母の数は全部で何枚刷られているのかを表し、買取査定においては分母の数字が重要となってきます。
分母の数字が小さければ小さいほど刷られた枚数が少ない事を意味するため、希少価値が上がり買取額も高くなる場合がございます。
今回は250枚と比較的多い方ですが三輪良平の作品は人気が高く高値で取引されている事が多く、今回も高価買取での対応となりました。
今回お買取りした三輪良平の作品は版画の作品でしたが、肉筆の作品ともなると数十万単位での取引が行われています。
過去に同じモチーフで同じ構図の作品が12号というサイズの共シール付の作品が中古市場で40万以上の金額で取引されていました。
このように作品の状態によっても買取額が変わってきますのでお問合せ際は三輪良平のどのような作品なのか、作品タイトル、大きさ、共箱や共シールの有無、さらにはシミやシワ、汚れ、破れなどの保存状態などをお伝え頂けると査定がスムーズに進みます。
ご売却をお考えの三輪良平の作品がございましたら、まずはいわの美術までお電話・メールにてお気軽にご相談下さい。