今回、いわの美術がお買取したお品物は、イギリス王室との関係が深い、ヘレンドのカップ&ソーサーです。
ヴィクトリアというシノワズリ調に描かれた花や蝶をモチーフとしたヘレンドを代表するパターンで、中古市場でも高い人気を誇っています。
ヴィクトリアはヴィクトリア女王が、1851年に開催されたロンドン万国博覧会でヘレンドの出展作品を見て気に入り、ウィンザー城の食卓用に買い上げられた事で「ヴィクトリア」と名付けられたヘレンドの出世作です。
そのため、ヘレンドとイギリス王室は縁が深く、ダイアナ妃もヘレンドの大ファンだったようで、長男の皇太子ウィリアムとジョージ王子が生誕した際、ヴィクトリアが贈られており、ウィリアム皇太子とキャサリン妃のロイヤルウェディング、そしてジョージ王子が生誕した際もヴィクトリアが贈られています。
このようにヘレンドのヴィクトリアはイギリス王室のパターンと言っても過言ではなく、気品に満ちた絵付けはすべてペインターによる手作業によって行われています。
今回、お買取したヘレンドのヴィクトリアのカップ&ソーサーは比較的きれいな状態でしたが、カップを重ねて保管していたのか、縁の金彩部分に細かな傷があったのが残念でした。
いわの美術では年間に多くの洋食器の買取を行っておりますが、ヘレンドは特に買取に力を入れております。
ヘレンドにはヴィクトリアの他にインドの華、アポニー、ウィーンの薔薇など人気のシリーズがあり、どれも外箱付で美品であれば高い評価で買取る事ができます。
また、砂糖菓子を入れる小さなボンボニエールはコレクターの多いお品物の一つで、小物入れとしてアクセサリーを入れたり、ポプリを入れてお部屋に香りを添えたりと、様々な使い道があるため、現在人気急上昇中のお品物です。
お問合せの際は、ヘレンドのどのようなお品物なのか、デザインパターンや形状などをお伝え頂くと査定がスムーズに進みます。
メールやオンライン査定には画像を添付する事ができ、口頭で説明するよりもしっかりとした情報が伝わるため、無駄な手間を省きたいという方にお勧めのお問合せ方法です。
どの問い合わせ方法でもいわの美術では無料で査定・見積を行っておりますので、お気軽にご相談下さい。