今回、いわの美術がお買取したお品物は、日本を代表する高級磁器、大倉陶園のカップ&ソーサーで、6客揃った状態での買取となりました。
大倉陶園と言えば、日常的に使う洋食器というよりは、観賞するための洋食器を目的に制作している部分が強く、どれも芸術性の高いお品物で世界的にも高く評価されています。
そのため、1959年の皇太子明仁親王と美智子さまの成婚時には晩餐会の食器を制作しており、以後、日本の皇室御用達窯として様々なディナーセットを納めてきました。
今回、お買取した大倉陶園のカップ&ソーサーは呉須更紗というシリーズです。
シルクロードを通じて日本に伝わってきた更紗文様を描いたシリーズで、柔らかな手描きのラインに人気があります。
金彩の剥がれもなく、汚れやシミも見られなかったため、高価買取となりました。
大倉陶園はノリタケカンパニーリミテドの設立者の1人でもある大倉孫兵衛と和親の親子によって1919年に設立されました。
当時、日本では製造する事ができなかった硬質で白い陶磁器の製造をめざし、多くの研究を重ねた大倉陶園は日本のボーンチャイナを生み出し、「セーブルのブルー、大倉のホワイト」と評されるようになり、輸出に力を入れるため大倉陶園販売株式会社を設立して自ら販売を行っていましたが、現在はノリタケに販売を委託しています。
大倉陶園はコレクションを重視したラインナップを展開しており、コレクターズクラブを2004年に発足させ、会員限定商品も販売しており、絵画のような素晴らしい作品が多く制作されています。
限定販売という事もあり、高価買取も期待できますので、お問合せの際は一言「コレクターズクラブの限定販売」とお伝え頂けると査定がスムーズに進みます。
その他のシリーズでもシリーズ名(シリーズ名が分からない場合は絵柄の特徴など)や形状、数量などをお伝え頂く事で査定がスムーズに進みますので、分かる範囲でかまいませんので、しっかりとお伝え下さい。
大倉陶器のご売却をお考えでしたら、買取経験豊富ないわの美術が高価買取致しますので、お気軽にご相談下さい。