竹久夢二(たけひさゆめじ) 明治末から昭和初期にかけて活躍しました。 「夢二式美人」と呼ばれる数多くの美人画だけでなく、児童雑誌や詩文などの挿絵も描いていました。
夢二自身も文筆の分野で、 詩・童話・歌謡などを創作していました。 中でも詩「宵待草」には曲が付けられて、 大衆歌として受け、全国的な愛唱歌となりました。
彼の独特の美意識から生まれた「夢二式美人」は日本画の技法で描かれているものが多いです。 しかしキャンバスに油彩で描かれた女性の絵や風景画も残されており、好んで様々な表現形式を試みたようです。