|
彼は幼少の頃から画家を志し、洋画家である吉川弘に指導を受けました。 その後両親の反対を押し切って上京します。 |
---|---|
|
東京美術学校で日本画を学ぶものの、在学中に戦況の悪化により学徒出陣し画業は中断します。 しかし帰還後に復学し、同校教授であった安田靫彦に指導を受けました。 卒業後は親交のあった東山魁夷に師事します。 |
|
写実的な風景画を主に、郷里の秩父や信濃など山野の自然を多く描き、将来を嘱望される画家として戦後の日本画壇に立ちました。 1970年代より北海道の取材を始めると作風を一転させ、写実的な描写と原色を用いた大胆な彩色の交じる幻想的な風景画を描くようになります。 中でも冬の北海道の風景を描いた作品が人気を博しました。 |