「色ざんげ」「おはん」など数々の小説で知られる宇野千代は小説や随筆など文字を書く仕事以外にも編集者、着物デザイン、実業家など様々な活躍を見せた事で知られ、今回お買取りした掛軸も宇野千代の多彩な才能が生み出したものです。
着物のデザインを手掛けていた事もあり、訪問着にしてもおかしくない美しい作品は、タイトルの「夜ざくら霞」をしっかりと表現しています。
シルクスクリーンの技法を用いて300部限定で作られたこの作品は共箱もしっかりとあり、宇野千代の落款も押されていました。
保存状態も良く、共箱には一部シミが見られましたが、作品自体は問題なかったので買取を行いました。
もし共箱が無かったら1点で評価する事は難しかったかもしれません。
宇野千代は数多くの著名人と結婚や離婚を繰り返した事を話題にされる事が多く、そういった常人離れした自分に正直に生きる姿勢が多くの作品を生んだのかもしれません。
そんな宇野千代は着物をはじめ、ハンカチやタオルなどの服飾品、急須や湯呑といった食器類など商業製品のデザインを行っています。
着物であれば高価買取が期待できるものもございますが、服飾品、食器類は大量生産品ですので1点での評価は難しく、このような場合は複数まとめてであれば買取る事ができます。
お問合せの際は宇野千代のどのような作品なのかしっかりとお伝え頂く事でスピーディーな査定を行う事ができます。
口頭で説明するのが難しい、またはお品数が多い場合は画像が添付できるメールやオンライン査定でのお問合せをご利用下さい。
皆様からお問合せ、スタッフ一同心よりお待ちしております。