今回お買取したお品物は谷崎潤一郎の小説、「少将滋幹の母」という作品です。
この物語は、平安時代の今昔物語集(こんじゃくものがたりしゅう)の史実に基づいた話です。
大臣代理的な大納言という立場にある男の美しすぎる若妻が、悪名高い左大臣に略奪され、同時に5歳だった息子の少将滋幹からは母親を奪ったことになり、少将滋幹が壮年期にやっと母との再開を果たすこととなった母恋物語です。
そんな谷崎潤一郎の小説の買取となったわけですが、買取した谷崎潤一郎の小説は、若干のシミはありましたが、状態も悪くなく、500冊限定のサイン入り小説ということもあり、なかなかのお値段での買取となりました。
谷崎潤一郎は、近代日本文学を代表する小説家としても知られています。
また、「性」「女性の美」「愛」を徹底的に追求し、様々な視点から表現されていることで読者を虜にしてしまいます。
そんな谷崎潤一郎の小説を今回お買取となりましたが、谷崎潤一郎の小説には、今回買取となった「少将滋幹の母」の他にも、「鮫人」「痴人の愛」「卍(まんじ)」「細雪」「刺青」「秘密」「少年」などもあり、どれも話題となった小説として知られています。
いわの美術では、谷崎潤一郎の小説の買取に力を入れています。
お引越しなどの仕方のない整理で、谷崎潤一郎の小説の買取先をお探しであれば、谷崎潤一郎の小説の買取実績がしっかりとあり、谷崎潤一郎は初版本でサインなどがあった場合、高価買取となる場合もございますので、お気軽にいわの美術までご相談下さい。