今回お買取した掛軸は、江戸城無血開城に奔走するなど活躍し、明治維新のドラマや小説などにもよく登場する勝海舟の掛軸でした。
勝海舟は、日本人で最初にネクタイをし、ABCの歌を初めて日本に紹介したジョン万次郎や、慶応義塾大学の創設者で、「学問のすゝめ」や日本で最初に損害保険を紹介したことで知られている福沢諭吉などと共にアメリカへの渡航経験をいかし、アメリカの列強に対抗するために幕府の海軍ではなく、オール日本での日本海軍の設立を目指したことでも知られています。
そんな勝海舟の掛軸を今回買取ったわけですが、二重箱の貴重なお品物でしたが、全体的にシミが多いのが非常に残念でした。
しかし、勝海舟自身が書いた肉筆ということや、象牙軸ということを考慮して評価し、買取らせて頂きました。
いわの美術では今回、お買取した勝海舟の掛軸は二行書の掛軸でしたが、書の掛軸以外にも書画、山水画などといった画の掛軸、中国画の掛軸、また茶の湯の席で使える茶掛など様々な掛軸の買取を行っております。
お問合せの際はどのような掛軸なのか、作者、保存状態、共箱の有無など分かる範囲で構いませんので詳細な情報をお伝え頂けると査定がスムーズに進みます。
また、口頭で説明するのが難しいと感じる方は、メールやオンライン査定からお問合せ頂ければ画像を添付する事ができ、弊社の買取スタッフがその画像を見て査定額を折り返しご連絡しております。
不要な掛軸がございましたら、いわの美術がしっかりと評価し、買取を行っておりますので、少しでも損をしたくないという方はお電話、メールにてお問合せ下さい。