買取実績紹介

正岡子規 掛軸「茶画賛」


正岡子規の掛軸買取ました

今回、いわの美術がお買取したお品物は正岡子規の掛軸です。
「茶画賛」と題された作品ですが、これは鑑定を行った小説家・松岡譲によるものです。
画賛とは絵の上部や余白に書き加える文章・句が添えられたものを言いますが、正岡子規は俳人、歌人としてとても有名で、俳句、短歌、新体詩、小説、評論、随筆など多方面に亘り創作活動を行っていました。
その作品は近代文学に大きな影響を与え、明治時代を代表する文学者の一人として現在も高い評価を受けています。


さて、今回お買取した正岡子規の作品ですが掛軸になっているもので、軸には象牙が使われていました。
象牙はワシントン条約で取引が規制されているため素材としてはとても貴重で、掛軸の買取では軸の素材も買取額に影響してきます。
作品全体にシミがあった事はマイナス評価となりましたが共箱も揃っていたため、高い評価での買取となりました。
ちなみに正岡子規と夏目漱石は東大予備門時代で同窓だった事、夏目漱石の下宿先に同宿し俳句会を開くなど親しい交流がありました。
そして、夏目漱石の長女と結婚した松岡譲も正岡子規との交流があった事から正岡子規作品の鑑定を行っています。



正岡子規について

正岡子規は松山藩藩士・正岡隼太常尚を父に持ち、母は藩の儒学者大原観山有恒の長女というエリート家庭に生まれます。
そのため、幼いころから文学に励み、やがて政治家を志すようになり上京しますが文学者へと転向し、新聞「日本」の記者として俳句論『獺祭書屋俳話(だっさいしょおくはいわ)』の連載を開始するとその論文が注目を浴びます。
日清戦争では従軍記者として遼東半島に派遣されましたが、上陸した2日後に下関条約が調印されたため帰国する事になりました。
その途中で血を吐いた正岡子規は思い病気にかかっており、それは命にかかわるような状態でした。
こうして病床生活を余儀なくされる一方で、文学の仕事は増えていき、翌年には3000以上の俳句を生み出し、芭薫や古今和歌集についての自説は全国的に評価されるなど文学者として活躍を見せました。
しかし、病気には勝てず、惜しまれつつもこの世を去ってしまいました。


そんな正岡子規の作品をお持ちではないですか?今回のように掛軸なっているもの以外にも色紙などの作品も買取る事ができます。
作品の保存状態や付属品の有無は買取額に関わってきますので、査定の際は作品だけではなく、作品以外の全てを一緒にしておいて下さい。
また、「正岡子規の作品と聞いているけれど真贋が分からない」「正岡子規の作品に似ている・・・」などご自身で判断できない作品でもいわの美術であれば無料で査定を行っておりますのでお気軽にお問合せ下さい。

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