今回は、外国人に人気のお土産にもなっている千社札をまとめて沢山お買取致しました。
千社札は、神社や仏閣に参拝を行った記念として、柱や天井に貼りつける刷り札のことで、長方形の小札に、自分の氏名や住所、屋号などを記したものです。
千社札には、神社仏閣に納札する為の単色刷りの「題名札」と、色を何色も使い、デザインにも凝った「交換納札」という色札があります。
題名札が貼られている間は、参籠という宿泊参拝と同じ功徳があるという民間信仰から、日帰り参拝者が参籠の代わりに自分の札を貼ったことが始まりで、御朱印を頂いた上で千社札を張るのが本来の慣わしとされています。
千社札は、江戸時代中期以降に流行しており、当初は手書きでしたが、次第に木版製に移行しました。近年は宗教的な意味合いのないシール貼の千社札が急増しています。今回買取の千社札は木版で、神田や浅草、千住、大宮など主に関東地方の地名が多くみられ、菊清と書かれた箱とあわせて高価買取致しました。
古本や古書の買取も行ういわの美術では、今回買取の千社札・納札など木版の印刷物や、木版の絵葉書・絵封筒、古い地図などのお買取も致しております。
また、燐票(マッチラベル)、蔵書票といった印刷物も買取ます。蔵書票は、本の見返し部分に貼って本の持ち主を明らかにするためのもので、持ち主の名と一緒に美しい絵や図柄が描かれており、高い芸術性から小版画として蒐集するコレクターも多いアイテムです。
古書や上記のような印刷物は、買取額がつくお品物なのかという判別は、一概には難しいかと思われますので、お買取を希望の際は、是非一度ご連絡ください。
蔵や遺品整理ででてきたけれど、こんな紙切れに価値はあるの?…と、捨ててしまう前に一度いわの美術までご相談下さい。もしかしたら、価値あるものかもしれません。買取査定は無料ですので、お気軽にお電話・メールにてご連絡ください。