今回いわの美術がお買取しましたのは日蓮法華曼荼羅の掛軸です。
こちらのお品物は、日蓮宗のご本尊の掛軸で、中央に「南無妙法蓮華経」、そのまわりに如来、菩薩、明王、四天王などが全て漢字・凡字表記で配置されています。そして日蓮聖人の花押がお題目の下に配置されているのが基本的な形となっていますが、内容にはいくつかのバリエーションがあるとされています。
「南無妙法蓮華経」という日蓮宗のお題目を中央に配した文字のみで書かれたこの法華曼荼羅は、中央からヒゲのような線が幾重にも伸びていることから、髭曼荼羅と呼ばれることもあります。
本来、曼荼羅というのは、密教に由来するもので、大日如来が中央に配された仏様の心(悟りの世界)を表現する仏教絵画のことを示します。
日蓮聖人が、仏様の悟りの世界を文字で表したのが、今回買取の法華曼荼羅になります。
お寺の中心がご本尊であるように、ご家庭で安置されるご本尊の形式には、仏像と、絵像等の掛軸があります。
ご本尊は宗派によって異なり、日蓮宗の場合はこの法華曼荼羅になります。
今回買取させていただきました日蓮宗の法華曼荼羅は、掛軸に経過年によるシミや剥がれと、付属の箱にシミがみられました。買取査定の際、そういった部分がマイナス評価となりましたが、買取をご希望されたお客様にご説明申し上げ、ご納得いただける買取となりました。
いわの美術は有名、無名、時代を問わず、掛軸のお買取を致しております。いわの美術では、掛軸や書画に詳しい買取査定専門のスタッフが在籍しており、お客様の大切なお品物をしっかり査定させていただいております。
掛軸にシミや剥がれなどがあっても、お品物によっては高価買取できる可能性がございますので、是非一度ご相談下さいませ。
掛軸は、作家名や書かれている内容が分かりにくいことが多いですが、そういった場合でも、長年の経験と実績のある専門の買取査定担当が一点一点丁寧に査定させていただきます。
遠方にお住まいの方でも無料宅配買取や、お品の多い場合など無料の出張買取にも対応しています。 まずは、ご買取をお考えの掛軸などのお品物の写真をお撮りいただき、弊社のメールによる簡易メール買取査定をご利用くださいませ。折り返し買取査定担当から、買取見積額をご案内させていただきます。掛軸の買取なら、ぜひいわの美術にご相談ください。