今回、いわの美術がお買取りしたお品物は、愛新覚羅毓センの書を掛軸にしたもので、平成元年に書かれた比較的新しい掛軸でした。
画面いっぱいに書かれた「龍」という一文字は、ほぼ一筆で一気に書かれており、まるで天に龍が昇って行くようにも見える力強さを感じる事ができます。
残念な事に掛軸を仕舞う時にキツク巻きすぎていたため、しわが寄っていましたので、そこがマイナス評価となってしまいました。
それ以外はとても綺麗な状態での買取となりました。
愛新覚羅毓センは中国の書家として、楷、行、草、隷、篆などのあらゆる書体に精通し、特に行書、草書を得意としており、傑作が多いといわれています。
幼い頃から書を好んでおり、清朝に伝わる書の流派を修めています。
しかし、形のみの爵位継承をし、ソ連に抑留、その後中国に引渡され撫順戦犯管理所に収容されるなど波乱な人生を送っています。現在は、中国書法家協会会員、北京書法家協会会員、中国老年書画研究会創作員などをつとめ活躍をしています。
いわの美術では、愛新覚羅毓センの掛軸の高価買取を行っております。
掛軸には今回お買取りした書の他にも美人画、山水画、花鳥画など日本画が描かれた掛軸もございます。
いわの美術ではどんな種類の掛軸でも買取る事が可能です。
掛軸のご売却をお考えでしたら、作者(作家)、描かれているモチーフ、掛軸の大きさ、状態、外箱(共箱)の有無をお伝え頂くと査定がスムーズに進みます。
また、大量の掛軸の買取依頼であれば、出張買取でお伺い致します。
掛軸のご売却をお考えでしたら、まずはいわの美術までお問合せ下さい。