今回、いわの美術でお買取りしたお品物は、幕末から明治時代に活躍した女流歌人の太田垣蓮月の掛軸「画賛」です。
太田垣蓮月は歌道を千種有功に学び武芸も優れておりました。夫が亡くなった後に神光院の門に入り尼となりました。そこで若き富岡鉄斎と出会い人格形成に大きな影響を与えました。
また蓮月は、自作の焼物に和歌を釘彫りした作品は歌人らしい一面が見られ、蓮月焼と呼ばれ贋作が出回るほど人気でした。
お買取りした掛軸は印刷物ではなく肉筆でした。
肉筆とは、作者が直接仕上げた作品で印刷物より肉筆のほうが買取額が高くなります。また有名な作家になりますと高価買取も期待できます。
掛軸の状態も大切で、破れ、焼け、色あせ、シミなどがあるとマイナス評価となり買取額が下がる場合もございます。
他にも掛軸を収める共箱があり、作家の箱書きがありますと買取額も高くなります。
今回お買取りした掛軸は共箱があり、作品の痛みも少なかったので良い状態での買取額でお譲りいただきました。
いわの美術では年間多くの掛軸の買取を行っております。
掛軸のご売却をお考えでしたら日本全国で掛軸の買取実績のある、いわの美術にお任せ下さい!!