今回、いわの美術がお買取したお品物は碁石です。
一昔前、囲碁の漫画が流行し、若い人たちに人気が高まった碁石ですが、実は中古品としても需要があり、買取る事のできるお品物です。
一組の碁石の数の標準は、白石が180個、黒石が181個の合計361個となっており、白石は膨張して見えるため、黒石よりも一回り小さく作られているのが特徴で、査定では使われている素材や、コンディションを見て買取額を出しています。
今回、お買取した碁石は一般的なレベルの本蛤白石と那智黒石を使った碁石でした。
白石に縦筋模様が見られれば本蛤白石と判断しても間違いではないかと思います。
本蛤白石は縦筋模様の細かさによって「雪印」「月印」とランク付けがされており、「雪印」の方がランクは上で買取額も高くなっています。
今回は破損しているものも少なく、どちらかと言えば保存状態が良い方だった事、碁石を入れる碁笥もご一緒だったという事でお客様も納得の買取額となりました。
碁石の買取では使われている素材が大きく買取額に影響してくるというお話をしましたが、碁石には本蛤白石と那智黒石以外にも、翡翠、瑪瑙(めのう)、象牙、プラスチック、ガラスなど意外と様々な素材が使われています。
しかし、プラスチックやガラスの碁石は需要がなく、いわの美術では買取る事ができません。
次に石の数や欠け、ヒビなどの破損具合を見て査定額を出しており、美品である方が買取額は高くなります。
また、碁を打つ時は碁盤が必要ですので碁盤の買取も行っておりますが、高級とされている榧(かや)以外は需要がないため、碁盤のみでの買取はお断りしております。
その他、碁石や碁盤の買取についてご相談、ご質問がございましたら、お気軽にいわの美術までお電話、メールにてお問合せ下さい。