今回、いわの美術がお買取したお品物はタニノクリスチーのロングブーツです。
タニノクリスチーはイタリアのブランドで、2012年に人材不足や人件費の高騰により廃業してしまいました。
創業当時から「履き心地の良さ」を追求し、つま先の形状、アッパー、縫い目、踏みつけ部分、踏まずアーチなど厳密に設計されており、多くのファンがいます。
一度履くと脱ぐのが難しいため、日本の生活スタイルには不向きですが、その品質の良さが日本人にも高い人気を誇っています。
今回の買取では靴底の減りもほとんどなく、カビやひび割れなどのマイナス面も見られなかったため、良い評価での買取となりました。
購入時の箱や布袋などがあればもう少し買取額は上がりました。
タニノクリスチーという名称は1876年にイタリアミラノに店舗を構えた創業者タニノ・クリスチーが由来となっています。
創業当初はミラノ貴族たちの乗馬用のブーツや靴の制作を中心に行っていましたが、その後、バック、財布、ベルト、小物、ウェアなどの服飾品もブランドのラインナップに加えていきました。
その中でも創業当時から手掛けていたブーツや靴の評判は高く、一部工程が機械化されましたが、多くは職人のハンドメイドによって制作されているため、その履き心地のトリコになっている人も多いそうです。
2012年に残念ながら廃業となってしまいましたが、タニノクリスチーで働いていた職人たちの多くはジャコメッティの工房に移り、これまでに培ってきた技術を惜しみなく発揮しており、タニノクリスチーの精神は必然と受け継がれていっています。
今回お買取したタニノクリスチーはブーツでしたが、バック、財布、ベルトなどの他のタニノクリチーの製品でもいわの美術では買取を行っております。
お問合せの際はどのようなタニノクリスチーの製品なのかしっかりとお伝え下さい。
ただし、保存状態によっては買取る事が難しい場合もございますが、ご自身で判断して処分してしまう前に、無料で鑑定・査定を行っているいわの美術までお気軽にご相談下さい。
いわの美術では日本全国を対象にタニノクリスチーの買取を行っており、出張買取、宅配買取で承っております。
ご売却をお考えのタニノクリスチーがございましたら、まずはお電話、メールにてお問合せ下さい。