今回、いわの美術がお買取したお品物は、エングストラー工房の鳩時計です。
日本では鳩時計という名称で親しまれていますが、鳩時計の鳥は、鳩ではなく、カッコウを模しています。日本ではカッコウの別名が、閑古鳥であるため、縁起が悪いということで、鳩時計となったという説があります。
今回買取させていただきました鳩時計は、おもりで動かす木製の振り子式の掛け時計で、毎時丁度に時計上部の小さな窓から鳥の模型が顔を出すという、典型的な愛らしい鳩時計です。
買取しましたお写真の鳩時計ですが、おもりは鉄製で、保存状態はキズなども少なく良いお品物でした。ただ、買取査定の動作確認の際、振り子が動いたのは確認できましたが、途中で止まってしまったという状態でしたので、マイナス評価にての買取査定となってしまいました。
いわの美術では、鳩時計だけでなく、からくり時計や置き時計等、様々な時計の買取を行っております。
ご処分をお考えの鳩時計などありましたら、いわの美術までご連絡ください。
ドイツには、ドイツ鳩時計協会があり、ドイツの鳩時計メーカーの主要3社にフーベルト・ハー工房、エングストラー工房、ヘーネス工房があげられるとされています。エングストラー工房はその主要3社の中の一社で、創立から半世紀以上の歴史を有し、ミニチュアから大型の鳩時計まで手がける鳩時計工房です。
エングストラー工房の創立者ジョゼフ・エングストラーは「伝統的であり、かつ発展的であること」をモットーとして、様々な種類、デザイン、ムーブメントを組み合わせた鳩時計を製作しています。
MADE IN GERMANY エングストラー工房の鳩時計は、ドイツはもとより、ヨーロ ッパ、アメリカ、アジアなど、世界中から愛され続けています。
いわの美術ではエングストラー工房を始め、ドイツ製の鳩時計の買取を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
最初の鳩時計は、ドイツの黒い森地方にある小さな村に住む時計技術者フランツ A. ケトラーよって製作されたと言われています。ケトラーは、オリジナリティある発想で、カッコウの鳴き声を蛇腹式のふいごを用いることによって表現し、よりカッコウの鳴き声に近づけることに成功したとされています。
その後、様々な職人・技術者の手により、鳩時計の時計機能は向上し、時計商の産業としても発展を遂げてきましたが、次第に鳩時計の総生産数は減少の傾向にあり、古い時代の鳩時計の人気が高くなってきています。
古い時代の鳩時計は、象牙を用いるなど素材も貴重なものを使っている場合があり、そういった鳩時計は高価買取となる可能性があります。また、鳩時計によっては、品質保証書をつけている場合があり、買取査定の際、品質保証書などが一緒ですと、買取査定額にプラスに働きます。
鳩時計の買取の際、動いていないから買取してもらえないのでは？とご心配な方もいらっしゃるかもしれません。壊れていたり、動かない鳩時計でも買取査定の対象とさせていただいておりますので、まずはお気軽にいわの美術までご相談ください。お買取り希望の鳩時計のお写真など、予め弊社問い合わせフォームよりいただけますと、買取査定スタッフよりおおよその買取見積額をお知らせいたします。
