こちらのお写真は、以前お買取致しましたデンマーク王室御用達の製陶メーカー ロイヤル・コペンハーゲンのフラワーベースです。
すとんとした円筒フォルムの鮮やかなターコイズブルーに独特の文様が際立つ風合いあるデザインで、実際にフラワーベースとして使用しても、インテリアとして飾って楽しんでもよさそうなお品です。
お買取したロイヤル・コペンハーゲンのフラワーベースの底のバックスタンプを確認してみると、お馴染みのロイヤル・コペンハーゲン社のロゴの下に”FAJANCE”(ファイアンス)とあります。
ファイアンスは、低温焼成でつくられた絵付けされた半磁器で、磁器でありながら陶器のような雰囲気のある技法で、ロイヤル・コペンハーゲンの従来の作風とは違い、土の香りのするような独特の味を醸し出しています。
ファイアンスは、主にニルス・トーソンというデザイナーが中心となり、若手のデザイナーを起用し、大胆で自由な作品を生み出しており、主に渋めのデザインのBACCA(バッカ)シリーズと、ポップなデザインのTENERA(テネラ)シリーズがあります。
今回お買取したのは、テネラシリーズで、アートディレクターをニルス・トーソンが務め、6人の若手女性陶磁器作家たちが手掛けた、コレクターの多い人気のシリーズです。バックスタンプには、6人のデザイナーのうち二人のマリアンヌ・ジョンソンの「MJ」とカリ・クリステンセンの「KC」がみられます。 お買取したロイヤル・コペンハーゲンのテネラのフラワーベースは、手描きで仕上られているので、一点もののアートピースのような質感も備わった土の味わいも感じられる独特の雰囲気のある作品でした。
いわの美術では、ロイヤル・コペンハーゲン(Royal Copenhagen)の買取に力をいれています。
白磁にコバルトブルーで一点一点手描きでの絵付けが特徴のデンマーク王室御用達 、ロイヤル・コペンハーゲン。 ロイヤル・コペンハーゲンは、1775年デンマーク国王クリスチャン7世と皇太后ジュリアン・マリーの保護のもと王室使用、王室贈答用陶磁器を製造する王室御用達製陶所としてコペンハーゲンに発足されました。
その後は、デンマーク王室の暖かな加護を受けて育ち、日本の有田焼の影響をうけたコバルトブルーの唐草模様は繊細で格調高く、世界中で愛され続けています。
ロイヤル・コペンハーゲンの不朽の名作と謳われているフローラ・ダニカ、繊細なレース技術を施したブルーフルーテッドや、コレクターの多いイヤープレートなど、様々なシリーズを買取致しております。
新品・未使用品、箱付は高価買取り致します。ご不要になられたロイヤル・コペンハーゲンの洋食器がございましたら、全国にて無料宅配買取を行っているいわの美術にご連絡ください。