今回、いわの美術がお買取りしたお品物はロイヤルコペンハーゲンのフィギュアで、独特の雰囲気を持つ少し変わった形のフィギュアです。
バックスタンプを見るとFAJENCE(ファイアンス)と記されており、これはファイアンスという1100℃の低温焼成の技法で焼かれたフィギュアという事になります。
外箱などはございませんでしたが、フィギュアの状態は極めて良く、あまり見る事のないファイアンスのフィギュアという事で買取を行いました。
ファイアンスの技法で焼かれるフィギュアは1100℃の低温焼成のため、磁器にはない土の風合いが特徴です。
買取したフィギュアは釉がかけられているため、土の風合いをあまり感じられませんが、作風が通常のロイヤルコペンハーゲンとは異っている事が最大の特徴です。
また、ロイヤルコペンハーゲンのバックスタンプはデザイナーや作られた年代が分かるようになっており、お品物の状態はもちろん、こちらを見てから買取額を提示しております。
ロイヤルコペンハーゲンはデンマークの陶磁器メーカーで、バックスタンプに王冠マークがあるのが特徴です。
しかし、1882年にアルミニアという日用品メーカーに買収されていた事があるため、「A」に波線がのったデザインのバックスタンプが使用されていた時期もございます。
特に古い年代に作られたロイヤルコペンハーゲンは買取額が高くなっており、先ほどお話していたファイアンスの中でもバッカ(Bacca)シリーズには数量限定品のお品物があり、日本に多く出回っていないため、人気が高く高価買取となっているものがございます。
ロイヤルコペンハーゲンの売却をお考えでしたら、年間に多くのロイヤルコペンハーゲンの買取を行っている、いわの美術にお任せ下さい。