今回いわの美術が買取りさせていただいたのはロイヤルコペンハーゲンのハーフレース オーバルプレートです。
ロイヤルコペンハーゲンは、デンマークの科学者であるフランツ・ヘンリック・ミュラーが1773年に初めて硬質磁器を完成させたのが始まりです。
その2年後には、当時デンマークの国王だったクリスチャン7世と皇太后ジュリアン・マリーの援助を受け王室使用と、世界中の国々の王室に贈る製品を作る為、王室御用達の製陶所としてロイヤルコペンハーゲンが誕生し、数々の作品を作り上げていきました。
その頃はまだデンマークでしか有名でなかったロイヤルコペンハーゲンですが、その名を世界中に広める要因になったのは、のちにロイヤルコペンハーゲンのアートディレクターに就任する建築家をしていたアーノルド・クローが貢献したからと言われています。
アーノルド・クローは、古い染付で描かれたロイヤルコペンハーゲンのプレートを見た瞬間、磁器が持つ素材そのものの魅力を感じアンダーグレイズという技法を使って名作を誕生させていきました。アンダーグレイズは釉薬の下に模様が描ける技法でこれを用いてブルーフルーテッドを改良しブルーフルーテッド・ハーフレースなどを世に出したと言われています。
また、その頃日本では古伊万里染付が多く、それを見たアーノルド・クローは日本の染付にも興味を示し、コレクションしていた浮世絵などからこのような作品が作れないかと研究を重ね、漁網千魚図花瓶を作り出しました。
パリの万国博覧会で出品した所なんとグランプリを受賞、このグランプリ受賞によってロイヤルコペンハーゲンの名を世界中に広め、ロンドンや、パリ、ニューヨークなどで支店をオープンさせるなどの発展を遂げました。
ロイヤルコペンハーゲンのハーフレースはその繊細さがとても評価を受けている作品になっています。
お手元にロイヤルコペンハーゲンのハーフレースのお品物はございませんか?いわの美術ではロイヤルコペンハーゲンのハーフレースを買取り致します。
ロイヤルコペンハーゲンのシリーズは様々ありますが、唐草模様を繊細な筆のタッチで描いていて、世界中で高く評価されているブルーフルーテッドはベストセラーの1つとも言われています。
またコバルトブルーの絵柄が特徴的なイヤープレートは古伊万里染付の影響を受けている作品の1つと言われています。
ロイヤルコペンハーゲンの特徴と言えば王冠と3本の波型ラインで出来ているバックスタンプもその1つ。
この3本の波線はデンマークを囲む3つの海域を表していて、王冠は王室御用達の印として書かれています。
長い歴史を刻んできたロイヤルコペンハーゲンは創設から変わらない作り方で一筆一筆職人の手作業で描かれているため世界に1つとして同じ品物は存在しません。
そのため価値が高く、世界中の人々に愛されている洋食器となっています。
ちなみにオーバルプレートの由来は卵型と言う意味で、オーバルをラテン語で卵と言う所からきているそうです。
いわの美術では、ロイヤルコペンハーゲンのハーフレースのお品物をお買取りいたします。昔に買ったけど使わず箱にしまったままのお品物や、使っているけど引っ越しなどで処分したいなどお困りでしたら、是非一度いわの美術までお問い合わせください。