お写真のお品物は博多人形で、博多人形作家・三宅隆の「調べ」という作品です。
平安朝の女性が笛の音で恋人に思いを告げる姿をイメージして制作したものです。
衣装全体を岩絵の具で淡く着色し、時代感を表現した素晴らしい作品でした。
しかし、肝心の笛が紛失してしまったようで、その分がマイナス評価でのお買取りとなりました。
三宅隆は博多人形師として有名な川崎虎雄のもとに入門し、博多人形の制作技術を学びました。
その後独立し、通産大臣賞など数々の賞を受賞している作家です。
博多人形商工業協同組合の理事長を務め、土練から博多人形の製作を行っております。
また、博多祇園山笠の飾り山の人形の製作も30年以上続けており、博多人形とは違った顔の作りで華やかさを全面に出した人形を制作しています。
上品な色使いが人気の三宅隆の博多人形はいわの美術が高価買取致します。
博多人形は安土・桃山時代に作られた素焼きの人形が始まりで、江戸時代に入り、数々の名工たちによって現代の博多人形の下地が出来ました。
明治に入るとパリの国際的な博覧会で高い評価を得た博多人形は日本を代表する人形の仲間入りを果たしました。
直射日光を苦手とし、素手で触るとシミになってしまう博多人形は取扱いに十分注意してください。
日焼けやヒビ、欠け、シミは買取額の減額に繋がります。
飾る場所や保管場所には十分注意し、ガラスケースなどに入れておくのが良い方法かと思います。
いわの美術では博多人形の評価買取を行っております。
ただしお土産物の博多人形のお買取りは難しい場合もございますので、まずはお気軽にお問合せ下さい。
