買取実績紹介

三春人形


今回、お買取させていただいたお品物は福島を代表する伝統工芸品・三春人形です。
江戸時代に三春藩領だった高柴村(現在の福島県郡山市西田町高柴)で作られ始め、だるまや干支の置物、雛人形や歌舞伎・浮世絵を題材にした人形などたくさんの種類が作られています。
薄い和紙を5枚張り合わせ、その材料を熱湯に浸してやわらかくしてから、木型に張り付けて人形の形を作り乾燥させます。
乾燥したら木型から外し、膠で張り合わせて絵付けをすると三春人形が完成します。



江戸時代に盛んに作られていた三春人形ですが、明治に入ると小規模なものになってしまいました。
しかし、大阪のコレクター・本出保治郎と小沢太郎、そして地元の人々によって復興することに成功し、現在のようにたくさんの種類が作られるようになりました。
和紙で作られている人形なので、乾燥した場所におくとヒビや割れなどが生じる場合がございます。
お買取したお品物も、割れなどが数か所ありました。こういう場合は、お査定に影響がでますので、できるだけ綺麗な状態の方が高額査定がつきやすくなります。
ご自宅で保管をされる際は、乾燥には十分きをつけて適度な湿気

を保つのが、綺麗な状態で保存できるポイントです。

いわの美術ではこうした郷土玩具、工芸品をはじめ美術品、骨董品、茶道具、お酒などの買取を行っております。
ご自宅に眠っているお品物がございましたら、まずはいわの美術までご連絡ください。

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